ドラマー森本太郎の日記

神戸在住のドラマーの日常

作曲

一昨日の続きですが、Maria Schneiderのインタビューをもう一度聞いてみました。
まぁやってることの次元が違うんだけれども、相当もがき苦しんでいる様子が伝わってきます。
「〆切が迫ってるのにまだできてない〜!どうしよう〜!」みたいな。
「Living death」って言ってるし。
でも「子供を産むのと同じで産むときは激しい痛みを伴うけど、それを通り過ぎるとまた産んでみたくなる」とも言ってる。
なんか凄く共感できます。
ただマリアの次のアルバムは「鳥」がテーマみたいで、鳥をモチーフに曲を書いていっているそうなんですが(鳥に関する本を読んでいる映像もあったし)、そういうのが僕には全然できないんです。。
僕はいつもやはりドラマーという視点で曲を作っているのかもしれない。
今回のWords Of Forestのアルバムに収録されている曲は全部僕のオリジナルなんですが、
曲を書くときはまずそれまでにある曲を見渡して、似たような感じにならないように、じゃあ次はこういうリズムの曲を作ろうっていう風にしてました。
例えば変拍子の曲がないから変拍子の曲を作ろうとか、速いスイングの曲がないからそれを作ろうとか。
まぁドラマーという視点で作ってきたというのもそうだけど、左脳で作ってる感じが強いかな。(私ささ脳みたいだし。)
ジャズ作曲科の卒業制作のコメントに「お前の曲は悪くないけどアカデミックな感じが強い」って書かれてたしね。
その結果できあがった曲には満足してるし大好きなんだけど、もう一歩ステップアップしたいという漠然とした気持ちがずっとあって・・。
まぁ絶対的に曲を書く量が不足しているというのもあるのかもしれないけど、もっとイメージから曲が作れるようになりたいです。
そもそも僕には喜怒哀楽というものが人より無いのかも!?(笑)
うーん、そうだとしたらちょっと悲しいな。。
やっぱり音楽家として成長するためには人として大きくならなければならないんだ。
恐れていてはいけない。
魅力的な人間になりたいなぁ♪